日本で販売されているDJI Mini2には発売当初の200gの登録規制に則って199gで収まるように1065mAhのバッテリー(黒色)が付属しています。
しかし、2022年6月20日以降は100g以上の機体について規制がかかるようになったため、重量を200g未満に抑える必要がなくなりました。
そこで、今回は飛行時間を長い海外純正仕様のバッテリーを使うための申請について解説します。
新規登録(改造あり)の留意点
Mini2のドローンを購入して、いち早く飛ばしたい!という方は、まずは海外バッテリーを使う改造申請ではなく、通常申請(改造なし)をした後に以下のように改造ありの変更届出をすることをおススメします。
何度も申請するのは面倒な方は新規登録時に改造ありとして申請をすることをおススメします。
私は、新規登録時に改造申請を行ったため、2023年3月の申請時は、登録完了までに2週間程度時間を要しました。(同日に通常申請をした人は2日程度で登録完了していました)
改造申請をすると、恐らく自動審査ではなく手動審査になるため時間がかかるのではと予測しています。
バッテリーの仕様について
DJI製 日本で販売されているDJI Mini2純正バッテリー(1065mAh) 48g 実質飛行時間 10分程度
DJI製 DJI Mini2専用※ インテリジェントバッテリー 海外純正(2250mAh) 実質飛行時間 80g 25分程度
2倍弱の重量となりますね。手で両方持ってみても重さの違いが良くわかります。
※ DJI Mavic Mini(初代)用のバッテリーはDJI Mini2では使用をお勧めしません。 サイズは同じであるため、装着は出来るようですが、モータの高回転警告が出るなどの不具合がネット上で頻繁に報告されています。
【DIPS2.0】申請について
機体登録の申請は国土交通省のDIPS2.0で行います。
今回は日本版では付属していないバッテリーを搭載するため、通常の申請ではなく改造申請を行います。
以下通常の機体と異なる記載部分だけ解説します。
・重量は海外版DJI Mini2が249gのため、それに合わせて申請
※改造の概要全文
海外で販売されている同機種用の大容量バッテリーを使用。最大離陸重量以内のため飛行性能等に影響はない。
また、25kg未満の無人航空機のため、全体を俯瞰した画像1枚のみ必要です。プロペラアームを全て展開している画像1枚撮影してアップロードすればOKです。
その他の部分については通常の申請と同じフローになります。
登録完了後は必ず登録番号を機体に貼付するようにしましょう。
テプラをお持ちの方はこちらの透明テプラがおススメです。ただし強粘着タイプでないと張り付きませんでした。 見た目こんな感じです。 (反対側に登録番号を添付)
万が一出先で剥がれたときの為に予備を忍ばせておくと良いかもしれません。
次回は黒色バッテリー(1065mAh)と海外バッテリー(2250mAh)での飛行時間などの違いをレポートしたいと思います。(WIP)
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